理数科目担当の上田です。
今日は台風のお話です。
2019年も多くの台風が日本に到来し、多大な被害がありました。
ところで、台風とはなんでしょうか?
気象学の世界では、北西太平洋海上で発達した熱帯低気圧のうち、最大風速が約17.2m/s(34ノット, 風力8)以上のものを指します。
熱帯低気圧とは、海表面などが強い日光により暖められ生じた上昇気流が作り出す低気圧のことです。大量の水蒸気を含んでおり、雨がたくさん降るという特徴があります。特に発達し、強い上昇気流で気圧が大きく下がり風が強くなったものを、台風と特別に名前を付けているわけです。
このような発達した熱帯低気圧は全世界の低緯度で発生し、インド洋ではサイクロン、大西洋ではハリケーンと呼んで、特別に観測、警戒されています。
お気づきかもしれませんが、熱帯低気圧と台風の境目は、要は風の強さになります。
ニュースでよく「台風○○号は熱帯低気圧に変わり・・・」などと聞いたことがある人は多いと思います。
これは弱まって風速が17.2m/s未満になったということです。
17.2m/s・・・風速10m/sくらいで今日は風が強いなってかんじるくらいです。20m/sを超えると立っていると少し体があおられるくらいの強さです。40m/sを超えると空を飛べる気がします。
17.2m/s以上は、十分強いです。気を抜いてはいけません。
台風が来ている時は、増水した川なんて見に行かずに家でゆっくり勉強するのが吉ですね!