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10月9日の日記(単位@上田先生)

今日は、小6生2人が、高得点のテストを持ってきてくれました!

学校でまとめて返されたようです。

100点、95点×3、90点×2、苦手だった科目の85点。

良い点数がとれると、やっぱり嬉しそう。この調子で、勉強を頑張ろうね!

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今日は中学生もたくさん自習に来てくれていました。

1年生は方程式の文章題、3年生は2次関数や相似の演習をしました。

とある中3生は最長滞在記録。集中力も今までで一番!明日もお待ちしています。

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ここからは、上田先生に、単位のお話をしてもらいます!

四中・私立中・高校生のテスト対策で忙しいため、2日連続で他の講師任せの記事です(笑)

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理数科目担当の上田です。

今日は日常的に使っている単位についてのお話です。

理科の問題はもちろん、算数・数学の問題であっても答えに単位を書くことはとても大切です。場合によっては×になることもあるのでとても注意が必要なわけですが、この「単位」ってどんなものだかご存じでしょうか?

科学という学問は「測定・観察」を経て「比較」することが大切です。この両方の作業において物事を測る基準が必要になります。この基準が「単位」になります。

単位は国際的に定められた国際単位系(SI単位系)というものがあり、多くの国がこれに準拠して科学的議論はもちろん、日常生活の物事を測る基準に用いています。

SI単位系はおおきく7つの単位を根幹としています。メートル(m)、キログラム(Kg)、秒(s)、アンペア(A)、カンデラ(cd)、ケルビン(K)、モル(mol)の7つです。

メートルやキログラムは日常的に用いられているのでなじみ深いかもしれませんが、ケルビンやモルといったものは知らない人、聞いたことあるけど忘れてしまった人も多いのではないのでしょうか?

ケルビンは気体の体積、温度、圧力の関係を表したボイル・シャルルの法則などから導き出される絶対零度(-273.15℃)を基準とした温度の単位です。

モルはアボガドロ数という水素原子が1gになる個数(6.02×1023個=602,000,000,000,000,000,000,000個)を基準とした単位です。

これらの単位は、科学的な議論をするうえでとても便利なもので、人類の発明の中でも有数なものになるのですが、如何せん日常生活からは乖離したものとなり、使いにくいという側面があります。

そこで人々は多くの別の単位を利用していることが多々あるのです。

有名な例がセルシウス度(℃)です。

先ほどお話ししたケルビン(K)は絶対零度を基準としていましたが、人間の生活と密接に関わる水を基準とした温度の単位がセルシウス度です。セルシウス度は水が凍る温度を0度、沸騰する温度を100度として、その間を100等分することで作られています。

他にもフィート(ft)やポンド(lb)のように使用している国の歴史と密接に関わっている単位もあり、単位の世界は大変奥深いものとなっています。

今後も問題を解くときは、単位をよく見て解いてみてください。