中学受験・高校受験の地理の中で、分かりづらいポイントの一つ
【工業地帯・地域の生産額の割合の帯グラフを見分けるポイント】について解説します!
※中京・阪神・京浜・北九州・瀬戸内・関東内陸・京葉・東海の見分け方です。2013年のデータ(現行のテキストに載っているもの)を参考にしているため、今後変わる可能性があります。そのため、③以降は見分けポイントをいくつか載せているので、総合的に判断することをおススメします。
これは、雨温図の次くらいにややこしいですよね。゚(゚´ω`゚)゚。
独断で、見分けやすい順に説明します!
テキスト等で帯グラフを見ながらご覧ください!
まず、簡単なのは…
①機械工業の割合が60%を超えている→中京工業地帯※豊田自動車をイメージ
②化学工業の割合が40%を超えている→京葉工業地域※埋立地に石油化学コンビナート
これは絶対間違えちゃダメです!
少しややこしいのは…
【金属工業が20%前後で、化学が40%以上(京葉工業地域)ではない場合→瀬戸内or阪神】
③瀬戸内工業地域:機械工業が30%程度、化学工業が25%程度(8箇所中2番目に多い)、繊維が2%程度(1番多い)※倉敷の石油化学コンビナートや今治タオルをイメージ
☆金属より化学が多い方が瀬戸内です。
④阪神工業地帯:機械工業が35%程度、化学工業が17%程度※神戸や姫路の鉄鋼をイメージ
☆化学より金属が多い方が阪神です。
【金属工業が15%程度→北九州工業地帯(地域)】
⑤北九州工業地帯(地域):金属が16.5%、機械は40%程度、食料品が17%程度で8箇所中一番多く、化学工業が7%程度(少ない)。生産額が一番少なく8兆円程度。※九州の美味しい食べ物をイメージ
【金属工業が10%程度で、機械が60%以上(中京工業地帯)ではない場合↓】
⑥東海工業地域:機械工業が50%程度で、化学工業が10%程度、食料品が15%程度→東海工業地域※静岡のオートバイをイメージ
☆機械が50%以上なのに注目。化学より食品が多い。生産額は15兆円程度。
⑦関東内陸工業地域:機械工業が45%程度、化学工業が10%程度、食料品が15%程度※群馬県太田市の車などをイメージ
☆京浜と紛らわしいですが、化学より食品が多いのが関東内陸。生産額は30兆円程度。
⑧機械工業が45%程度で、化学工業が20%程度、食料品が10%程度※川崎の石油化学コンビナートなどをイメージ
☆関東内陸と紛らわしいですが、食品より化学が多いのが京浜。生産額は25兆円程度。
成り立ちや特色も覚えた方が良いのですが、ややこしくなるので、今回は見分け方のみを書きました。
北九州以外は2014年のデータも地図帳などで見たので大丈夫だとは思うのですが、さらに新しいデータを見つけたら修正します!
アルエット では、ややこしい問題もクイズ形式で楽しく覚えることができます(´∀`)
是非、一度体験授業にお越しください♪